離婚を子供に伝えるというのは、親としてすごく大切な役目です。私の友人も離婚を考えつつも、子供がまだ小さいという事もあって、子供の気持ちはどうなるんだろうか、その後の性格にも影響があるか、と不安になっていました。それは当然ですよね。子供は親の鏡と言います。いい夫婦にはなれなかったとしても、子供からすれば大好きな父親・母親というケースはあります。父親または母親と離れて暮らすという事は子供の気持ちに少なからずショックを与える出来事になってしまいます。

離婚による子供の気持ちと影響

子供の年齢にもよるのですが、離婚をした場合、子供の気持ちは、自分のせいで離婚したのではないだろうかと不安になったり、どうにか離婚を回避できないかと気を使い始めたり、小学高学年ぐらいの子供なら、その後の生活への恐怖心なども芽生えてくるようです。

また、夫婦喧嘩が多かったり、DVが起きているようなケースの場合は、子供自身が、よかったと安心する場合もあったりと、親よりも子供の方が案外冷静に物事を見て受け止めていたり。

子供の気持ちは、それまでの家庭環境で大きく異なってくるのですが、やはりケアは大切ですよね。

どうやって子供の心を考えながら、離婚伝え、接していくべき、私が思う事をお伝えしようと思います。

子供への接し方

父親・母親の悪口は言わない事。

これはすごく大事な事だと思います。父親・母親の悪口を聞かされて育ってしまうと、どうしても子供のその後の人生に影を落としてしまうと思うんですね。子供には親の血が半分入っている。愚痴や悪口が多ければ多いほど、親の悪い血が自分に入っている、子供はそう思い込んでしまってもおかしくないと思います。元夫から何を言われようが、何をされようが、子供の前で父親・母親に対しての怒り、憎しみなどをこめた悪口は避ける事は、親としての務めだと私は思います。

子供に対して、何も悪くないとちゃんと伝えてあげる事。

子供というのは、とにかく親を見ていますよね。両親が喧嘩をすると、子供は仲直りをさせようとして、方法がわからずに怪我をしたりと自分に注意を向かせようとする事があります。そのため、両親が離婚という事になると、自分に原因があるんじゃないか、仲直りをさせられなかったって罪悪感を感じてしまう子も少なくありません。そして不思議と罪悪感に苛まれる子供は、身体が弱くなってしまい、病気がちになる傾向があると私は思います。

父親・母親である事は変わらないという事を伝える。

父親・母親でなくなってしまった、となると子供は捨てられたという感情も芽生えてしまいます。上述の通り、親の血が半分入っていて、という事からもあります。私の友人で、20歳になっても両親の離婚を引きずっている子がいました。捨てられた、とは言っていなかったのですが、やはり大きく影響を与えるには違いありません。

離婚をした事ははっきりと伝える。

いつか戻ってくる、というようなバレてしまう嘘は、子供に悪影響だと私は思います。
もちろん離婚原因をはっきり伝えるというのは、子供の性別、性格、年齢なども考えた方が良いと思いますが、父親・母親とは喧嘩をしてしまってこれから別々に暮らしていかなくてはならないという事は、しっかり伝えなくてはいけないと思います。